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第二十九話後編

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 匈奴(きょうど)・・・中国大陸の北方に勢力を張っていた遊牧民族。秦の始皇帝により討伐されていた

單于(ぜんう)・・・匈奴のえらい人のこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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元ネタ


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兵馬俑と劉邦・盧綰(りゅうほう・ろわん)

兵馬俑と共におどけて写真に収まっている二人は、若かりし頃の劉邦(右)と盧綰(左)である。
同郷で同月同日に生まれた二人は常に行動を共にし、後に協力して立身出世の道を歩むことになるが、
秦の支配時代に成人男子の義務であった関中への夫役も同期であったようだ。紀元前212年頃の撮影か。

伸びた無精髭と粗末な衣装から、当時の夫役環境の劣悪さが伝わるが、
彼らは国民義務の徴集であったからまだこのような写真を撮っている余裕があった。
罪人となった者の懲役は苛酷を極め、死傷者が続出し、新法に慣れない旧六国の人々の間で社会問題に発展した。

結果的にこのことも一因となって陳勝・呉広の乱が起こり、劉邦自身も囚人護送に失敗して挙兵へと追い込まれることになるのだが、
写真の中の彼らの予知し得たことであったのかどうか。