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第三十二話 「 季布の戦い 」

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 材官=歩兵の総称

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ”It is worth getting Ji Bu’s promise than a thousand gold”

   季 布  20-19-5 ( W-L-D )


バイオグラフィー

軍隊に入ったきっかけについて

子供の頃、内戦に巻き込まれて両親を失ってしまった。
その後は縁戚の家に預けられたが、使用人扱いに耐えられなくなって
10歳を過ぎた頃に家を出てしまったんだ。
露頭に迷っていた俺に、項燕将軍の中涓だった季平子が
声をかけてくれて、そこから楚軍にコネができたんだ。
平子は娘を俺に嫁がせて養子にもしてくれたし、命の恩人だよ。


対秦戦争時代の思い出は?

正直言って負け戦の連続だったが、俺はそんな中でも
必死に戦ってキャリアアップを図っていた。
良い上官や仲間にも恵まれたし、李信と蒙恬に勝った時は本当に嬉しかったな。


個人的な活躍について

五度の戦場で一番乗りを果たした。
平輿の戦いでは三日三晩敵の猛攻を撃退し続け、
王から直接表彰を受けた。
その功績が認められて項燕将軍の親衛騎兵に採用されたんだ。


楚軍への復帰について

敗戦後は定職にもつかず、各地を放浪していたんだが、
項車右(荘)に誘われて、呉にいた武信君(項梁)の門下に入ったんだ。
陳渉の反乱が起きたのはそれからまもなくだった。


騎士としてのキャリア

俺のキャリアの大半は材官としてのものだ。
だからいまだに自分が騎士をやっているのには違和感がある。
ただ、騎兵は奥が深いしやりがいも感じている。
早く騎士としてもトップの存在になりたいね。


自分自身のアドバンテージは

タフネス。精神力。


ウィークポイント

騎士としての経験が足りないことだ。
ブランクも長い。


指揮官としての目標は?

勝利の栄光をつかむことは当然だが、
部下を無事に家に返すことも上官としての責任だと思っている。
もう惨めな敗戦にはうんざりなんだよ。


影響を受けた人物はいますか

龍司馬だ。かつての上官でもあった。
城父での彼のクレイジーな戦いぶりは、今でも俺をエキサイトさせるよ。


学業について

平原にいた頃、墨家の牙子に手搏のトレーナーとして雇われていたんだが、
その時彼の門下で学ぶ機会があったよ。
彼の教えをマスターしたというわけではないが、
学問の基本を修められたのは有意義だった。


軍人以外の職業

遊侠だ。軍人としての経験を活かせるのはこれしかなかったし、
生きていくためになんでもやったよ。


プライヴェートについて

三度結婚したが全員死別して、子供にも恵まれなかった。
医者に相談したところ、どうやら昔殺した男の悪霊の仕業らしい。
再婚?まだしばらくは考えられないね。


いつまで軍人を続けるつもりですか?

将来のことは分からないが、
もう終戦まで生きていられるほど幸運でもないと思っているよ。


・楚軍最年少で百将を務めたベテラン
・城壁防御のスペシャリスト
・過度な自己演出、喧伝を一切好まない