第三十六話乙編
始皇帝の死と二世皇帝就任については第5話で 描いた。
張儀・・・ 恵文王期に活躍した宰相。独自のステップワークで諸国を翻弄し「ドミネーター(支配者)」の異名で知られた印綬コレクター。トラッシュトーカーとしても有 名で、対戦相手を徹底的に挑発して自分のペースに持ち込む戦いかたを信条とした。
魏冄・・・昭襄王擁立に貢献し、相邦として絶大な権力を誇った。軍隊片手に諸国を恐喝して廻るのが趣味のデ ンジャラスマン。舛添の百倍ぐらい私利私欲のために地位を利用したが、范雎が政治資金の不正使用を告発するまでは誰も手がつけられなかった。
趙高の章邯起用については第11 話参照。