季布 (きふ) 我らが主人公。 楚王国の軍人だったが、秦により故国を滅ぼされる。 それ以来地下に潜り無頼の日々を送っていたが、 そこから何かが起きなければこの漫画も始まらないのである。 |
項燕 (こうえん) 季布がかつて仕えていた将軍。漫画内では故人。 斜陽の楚王国にあって、一度は秦軍の撃退に成功した名将。 その後、再び攻め込んだ秦軍により敗退したが 自身の命尽きるまで秦への反抗を続けた生涯から、 楚国滅亡後もなお楚人からの崇拝を受け続けている。 項梁は息子の一人。項羽は孫。 |
項梁 (こうりょう) 項燕の子。甥の項籍とともに呉の地で雌伏していた。 会稽郡守を謀殺して蜂起すると、諸勢力を糾合しつつ 中原への進出を果たした。 現在の季布の上司。 |
項籍 (こうせき) 字(あざな)は羽(う)。項燕の孫。 叔父である項梁に育てられ、すくすくと成長。 二十代半ばにして一軍を率いるまでに。 ラーメンつけ麺ぼくイケメンだが、ちょ~っと顔がケインかな~? |
項纏 (こうてん) 字は伯。項梁の弟。 騎兵校尉に任命されており、季布の直属の上司。 ただし仕事は全部部下に任せているので、 騎兵隊は事実上、主席将隊長の季布が統括している ようなものである。 |
黥布 (げいふ) 本名は英布。若いころに黥刑(入れ墨刑)を受けて驪山の 強制労働に従事させられていたが、仲間とともに脱走して 流賊の頭目になっていた。 後に蜂起して項梁軍と合流することになる。 |
丁 (てい) 季布の副官。下相の人。 184cm 78kg 実家はかつて名族だったが、楚国の衰退とともに落ちぶれていた。 18歳の時に国境警備の徴兵に引っかかり軍人の道を歩むことに。 騎馬の扱いに優れていたため従軍期間を終えた後に騎士に登録 され、始皇帝の嶺南攻略に従軍した経歴を持つ。家族は妻と息子。 |
呂堂林 (りょどうりん) 季布の部下。もとは呉の県庁で馬の世話をしていたが、 馬の扱いを見込んだ季布に誘われて騎士となった。 仲間からは「馬童」の愛称で呼ばれている。 馬の鞍上で逆立ちするのが得意でよくやっているが、 たまに落ちる。 |
紀洋 (きよう) 季布と同じく騎兵将隊長を務める。 始皇帝のオルドス攻略軍に従軍して戦功を挙げた経歴があり、 騎兵の統率には定評がある。 |
陽憲史(ようけんし) と 王直之(おうちょくし) 紀洋の部下。ふたりとも騎兵率隊長(百騎隊長)。 陽は32歳 王は29歳 陽は安全運転タイプ 王は飛ばすタイプ |
韓信 (かんしん) 淮陰の人。 正職に就かずに他人に寄生してばかりの自堕落な生活を 送っていたが、一念発起して軍隊に入る。 |
呂臣 (りょしん) 陳勝の家臣。 陳勝滅亡後、敗残した旧臣達をまとめあげ秦軍に反抗した。 |
陳平 (ちんぺい) 陽武の農民出身。 はじめ魏に仕官していたが、職場内トラブルを起こして脱走。 季布の騎兵隊に所属しているが、こんな部署で収まるような 男ではない。 |
范増 (はんぞう) 居巣の隠居老人。 80歳を超えているが、歯はすべて自前である。 バケモノ。 |
宋義 (そうぎ) 元、楚国令尹(総理大臣) どうでもいいけど、この絵 首元の髪の色、塗り忘れてるよね。 |
懐王 (かいおう) 名は心。 楚国悲劇の代名詞である懐王の孫であり、楚が滅亡した後は 羊飼いに身をやつして潜伏していたが、項梁によって擁立され、 祖父と同じ「懐王」を名乗ることとなった・・・という設定。 |
范鏡 (はんきょう) 字は狗趨(くすう)。 楚軍の司馬・鍾離昧(しょうりまい)麾下の特殊部隊で百将を務める ベテランの材官(ざいかん・歩兵のこと)。 軍人になる前の本業を隊の仲間に教えたがらず、 そのため部下たちは彼の本業を賭けの対象にして楽しんでいる。 |
魯角 (ろかく) 字は抜都(ばっと)。本名は程無英(ていぶえい) 烏孫の血を引く根っからの騎士。元は秦騎兵であったが、 匈奴討伐戦でやりたい放題したために長城送りとなる。 後に脱走に成功し、反秦蜂起が起こると秦嘉の元に参集し、 秦嘉戦死後は項羽の軍門に入った。 |
隘晏 (あいあん) 字は排度(はいど)。 季布の舎人を務める騎士。格技に優れ、馬上組内を得意とする。 隊内では比較的年長で経験も積んでいるが、少々短気な性格。 |
劉邦 (りゅうほう) レッド・ドラゴン 字は季(き)。 沛県の亭長(警察署長)。 もともと侠客あがりだったので、職権を乱用して沛県で色々 危ないことをやっていた。 |
蕭何 (しょうか) 沛県の主吏。 表の顔は有能な役人だが、裏では亭長劉邦と癒着して 陰ながら援助を行なっていた。 |
曹参 (そうしん) 沛県の獄掾(ごくえん・刑務官)。 表の顔は有能な役人だが、裏では亭長劉邦と癒着して 陰ながら援助を行なっていた。 |
樊噲 (はんかい) 沛県の屠殺業者。 表の顔は怖い犬肉屋さんだが、裏では亭長劉邦の舎弟として 危ないことをやっていた。 妻が劉邦の妻の妹であり、名実ともに兄弟分である。 |
灌嬰 (かんえい) 睢陽の絹商人。 表の顔は爽やか系の行商人だが、裏では亭長劉邦の舎弟として 色々情報提供とかしていた。 |
張良 (ちょうりょう) 字は子房(しぼう)。 韓王国の大臣の家系に生まれたが、仕官前に秦により故国を 滅ぼされてしまった。復讐のために始皇帝暗殺を実行したり、 色々とぶっ飛んでいる。 なぜか劉邦の門下に来た。 |
始皇帝 (しこうてい) ロシアンファーストエンペラー 名前は贏政(えいせい) だいたい7つの大国に分かれていた中国大陸を統一したよ。 えらいね |
二世皇帝 (にせいこうてい) 名前は胡亥(こがい) 始皇帝の末子。 趙高と李斯の策謀しよって他の兄弟を差し置いて即位する。 享楽的な生活に溺れ、政治的なことには関心を持てないように されている傀儡の皇帝。 何度でも言うが最高に羨ましい。 |
趙高 (ちょうこう) 始皇帝の宦官。 どうも宦官じゃなかったらしい。 |
章邯 (しょうかん) 逆襲の黒豹 秦の大臣。 国内で猛威を振るう反乱軍撃退のため、将軍に任命された。 |
陳勝 (ちんしょう) 青雲のエスペランザ 北方の国境守備に招集された一農民であったが、 反乱を起こしてみたら大成功♪ 彼の超絶名台詞である 「王侯将相いずくんぞ種あらんや」 は、世界史のテストにでるぞ!濡れるぜ・・・ |
呉広 (ごこう) 陳勝と一緒にいた農民。 後に世界史の教科書に名を残す。 「くれ ひろし」さんではない。 |
周文 (しゅうぶん) 十五年目の亡霊 かつては項燕将軍の軍中、視日(しじつ)という職で勤務していた。 戦後は陳で雌伏の日々を送っていたが、 陳勝により張楚の将軍に起用され、 函谷関攻略を目指すこととなる。 |
張耳 (ちょうじ) 魏の人。若いころ、魏の信陵君の食客となっていた。 のちに外黄の県令を務めた。この頃から彼の名声は既に高く、 若き日の劉邦も彼のもとを訪ねて兄事している。 秦により魏が滅亡した後は、盟友の陳余とともに 陳の町外れで門番に身をやつしていた。 |
陳余 (ちんよ) 魏の人。 もともと張耳の食客の一人であったが、才能を見出されて 刎頚(ふんけい)の誓いを結ぶまでになった。 「刎頚の誓い」っていうのは、お互い首を切られても 後悔がないぐらいに信頼し合おうねって意味だよ。 |
秦嘉 (しんか) 広陵の人。 陳勝・呉広の乱に乗じて蜂起し、泗水周域で勢力を振るった。 ただし陳勝の張楚王国とは一貫して対立し続け、 陳勝敗死後は傀儡の楚王を擁立するなど独立不羈の姿勢を 保持する。 |
雍歯 (ようし) 沛県の豪侠。 劉邦と縄張り争いを繰り広げて身内が傷害にあっており、 復讐のため流れ者の季布をヒットマンとしてスカウトした。 この物語ってそっから始まってるのよ |
亡霊(ゆうれい) この物語の時代から約百年前、ある家の物干しに干してあった 女性物の下着を出来心で盗んだところを、その家の主人に 見つかって撲殺された男の霊である。 たまに人に見える形で出現して驚かせたりするのが今の生き甲斐。 というか死に甲斐。 |